春の稲荷社祭(高徳稲荷社大祭:4月3日午前11時より)












春の稲荷社祭(高徳稲荷社大祭)について
当宮では、毎年四月三日午前11時より高徳稲荷社(境内鎮座)の春の大祭を斎行申し上げます。
お稲荷さまは、五穀豊穣、商売繁盛、大漁守護等の神として知られています。お稲荷さまを信仰する人は多く、稲荷神社の数は全国に約三万社。日本の神社総数の三分の一近くを占め、最も広く信仰されていることがわかります。高徳稲荷社の御祭神は宇迦之魂神をお祭りしており、この神は「日本書紀」などで、食物を作り出す神さまとされております。
記紀神話(古事記・日本書紀)では、この神さまは後になくなりましたが、その時、腹から稲が生えてきたため、天照大御神は「これこそ人間が食べ物とすべきものだ」として邇邇芸命(ニニギノミコト)に奉持させたとされています。これらの伝説や神話からわかるように、「イナリ」の語源は「稲生り」、つまり五穀豊穣を意味するのです。その後、「稲生り」は「生成」にも通じるもので、物が増えることをつかさどる神さまとされ、商売繁盛の神さまとしても信仰されるようになったのです。











